「楽園の鳥」+「夢見る水の王国」メモ

松永洋介が作成した、寮美千子の長編小説『楽園の鳥 ―カルカッタ幻想曲―』(講談社2004)と、その作中ファンタジー『夢見る水の王国』(上下、角川書店2009)についてのメモ。作中のガンジス神話は『天からおりてきた河 インド・ガンジス神話』として絵本化(山田博之・画、長崎出版2013)。

Amazon.co.jpのレビュー表示に新機能が

ysk2007-11-01

  • ここのところ、アマゾンの個別商品ページのデザインがちょくちょく変更されている。
    『楽園の鳥』のページでは、「それは違うでしょう」と言いたくなるレビューが最新で、長らくいちばん上に表示されていた。それが最近、「このレビューは参考になりましたか?」ボタンの投票結果が反映されて、評判のよいレビューがピックアップ表示されるようになっていた。
  • きょう見たら、また新機能が加わっていた。それはレビューの星の数を示した棒グラフ。
    現在の『楽園の鳥』のグラフは図の通り。星3つを付けた人が一人もいない。少ないサンプルながら、賛否両論というのが目に見えてわかります。面白い。
    ちなみに、ほかの寮美千子作品のレビューは軒並み星5つばかりで、グラフとしては面白みに欠ける。
  • ただいま連載進行中の作中作『夢見る水の王国』は、『楽園の鳥』に続き、またもや“誰も見たことのない作品”が出現しつつあります。一作だけだと「例外」だけど、二冊になれば、それはもはや「ジャンル」なのではないか。どんな名前をつけたらいいかはさっぱり見当がつきませんが。
    連載が完結して単行本が刊行されたらどんな形の反響があるか、いまから楽しみ。