「楽園の鳥」+「夢見る水の王国」メモ

松永洋介が作成した、寮美千子の長編小説『楽園の鳥 ―カルカッタ幻想曲―』(講談社2004)と、その作中ファンタジー『夢見る水の王国』(上下、角川書店2009)についてのメモ。作中のガンジス神話は『天からおりてきた河 インド・ガンジス神話』として絵本化(山田博之・画、長崎出版2013)。

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「夢見る水の王国」連載第2回/月刊北國アクタス11月号

雲母は虹の隠れ家、極光(オーロラ)を宿す子宮。すべての雲母には、夢を吸収するという作用がある。 ――ハルモニア博物誌より連載第二回。前回のあらすじ 香月万美子(かつきまみこ)は新進のオペラ歌手。音楽ホールの柿落としのコンサートに出演するため、…