追いかければ、追いかけるだけ、世界の果ては、彼方へと遠のく。 ――ハルモニア博物誌より連載第八回。前回までのあらすじ 島の雲母鉱山の老鉱夫は、雲母に映る夢の絵を砕き、世界に還すことを仕事としていた。ある日、愛らしい少女の顔を見つけ、老鉱夫はそ…
『楽園の鳥』の泉鏡花賞受賞について、『日本一怖い! ブック・オブ・ザ・イヤー2006』(SIGHT編集部/編、ロッキング・オン、2005年12月刊)で紹介されていました。 意義深いといえば、泉鏡花賞の結果もまた。浅学非才のトヨザキ、自らの不…
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