「楽園の鳥」+「夢見る水の王国」メモ

松永洋介が作成した、寮美千子の長編小説『楽園の鳥 ―カルカッタ幻想曲―』(講談社2004)と、その作中ファンタジー『夢見る水の王国』(上下、角川書店2009)についてのメモ。作中のガンジス神話は『天からおりてきた河 インド・ガンジス神話』として絵本化(山田博之・画、長崎出版2013)。

2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

週刊ポストに書評掲載

週刊ポストで紹介されました。インドで彼女を待つものとは? 『楽園の鳥 カルカッタ幻想曲』寮 美千子 離婚によって心に傷を負ったミチカは、かつてバーで出会ったニュージーランドの青年ディオンの<あそこに行くと、自分が生きてるって体中で感じられる>…

公明新聞に書評掲載

公明新聞に書評が出ました。連載紙だから、ほめるのは当然ではある。それにしても大絶賛だ。 大著である。四百字原稿用紙にして1200枚といえば、平均的な小説の3冊分の量になる。だけど、それが苦にならない。それどころか、ひさしぶりに、思わず時間を…

bk1に書評書きました

bk1に書いた書評が掲載されました。一冊で何度でも楽しめる多面体小説 usagito 2004/11/30 ★★★★★『楽園の鳥』はふつうの小説である。ただし、驚くべき特徴があって、その一つは、「ふつうに読める」ことだ。思いがけないほど、素直できれいな日本語だ。(…