「楽園の鳥」+「夢見る水の王国」メモ

松永洋介が作成した、寮美千子の長編小説『楽園の鳥 ―カルカッタ幻想曲―』(講談社2004)と、その作中ファンタジー『夢見る水の王国』(上下、角川書店2009)についてのメモ。作中のガンジス神話は『天からおりてきた河 インド・ガンジス神話』として絵本化(山田博之・画、長崎出版2013)。

2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「夢見る水の王国」連載第15回/月刊北國アクタス12月号

黄泉(よみ)帰りの森は、世界の果ての森。世界はそこで終わり、そこから始まる。 ――ハルモニア博物誌より連載第十五回。前回までのあらすじ 祖父急逝のショックでマコとミコの二人に分裂した少女万美子。荒ぶる魂のマコは「世界の果て」へと逃走。ミコと馬…

『人間を守る読書』で紹介

『楽園の鳥』が、『人間を守る読書』(四方田犬彦、文春新書592、2007年9月刊)で紹介されています。第4章「読むことのアニマのための100冊」中の一冊。魂の救済を求めタイからネパールへと彷徨ってゆく女性の物語。彼女はイギリス男に躓き、骨…

Amazon.co.jpのレビュー表示に新機能が

ここのところ、アマゾンの個別商品ページのデザインがちょくちょく変更されている。『楽園の鳥』のページでは、「それは違うでしょう」と言いたくなるレビューが最新で、長らくいちばん上に表示されていた。それが最近、「このレビューは参考になりましたか…