「楽園の鳥」+「夢見る水の王国」メモ

松永洋介が作成した、寮美千子の長編小説『楽園の鳥 ―カルカッタ幻想曲―』(講談社2004)と、その作中ファンタジー『夢見る水の王国』(上下、角川書店2009)についてのメモ。作中のガンジス神話は『天からおりてきた河 インド・ガンジス神話』として絵本化(山田博之・画、長崎出版2013)。

2005-12-01から1日間の記事一覧

授賞式での選考委員コメント/五木寛之氏

授賞作品について 五木寛之氏(※松永による抜粋要約)まず感心したのは文章がしっかりしている点。いまの小説の、新しい試みというか文章の乱れというか、そういうものとは無縁の、ちゃんとした文章で物語が進行している。立派なことだと感心しました。連れ…