「楽園の鳥」+「夢見る水の王国」メモ

松永洋介が作成した、寮美千子の長編小説『楽園の鳥 ―カルカッタ幻想曲―』(講談社2004)と、その作中ファンタジー『夢見る水の王国』(上下、角川書店2009)についてのメモ。作中のガンジス神話は『天からおりてきた河 インド・ガンジス神話』として絵本化(山田博之・画、長崎出版2013)。

2006-09-20から1日間の記事一覧

「夢見る水の王国」連載第1回/月刊北國アクタス10月号

月は迷っている。迷わなかった月など、ひとつもない。だから、いまも夜ごとに形を変え、ひとときとして留まることがない。 ――ハルモニア博物誌より『楽園の鳥』の作中作として登場していたファンタジー小説「夢見る水の王国」。構想十五年の超大作。ついに商…