「楽園の鳥」+「夢見る水の王国」メモ

松永洋介が作成した、寮美千子の長編小説『楽園の鳥 ―カルカッタ幻想曲―』(講談社2004)と、その作中ファンタジー『夢見る水の王国』(上下、角川書店2009)についてのメモ。作中のガンジス神話は『天からおりてきた河 インド・ガンジス神話』として絵本化(山田博之・画、長崎出版2013)。

2007-02-20から1日間の記事一覧

「夢見る水の王国」連載第6回/月刊北國アクタス3月号

一角獣の霊性は、その角に宿る。角を失った一角獣は、もはや聖獣ではない。 ――ハルモニア博物誌より連載第六回。前回までのあらすじ ライターの美沙(みさ)はシングルマザー。生まれたばかりの娘マミコを、海辺の別荘で暮らす父親に預け、仕事に復帰する。…